ちえりちゃんのラビリンス

浪人失敗世間知らずマンの書き殴り

お酒で人に迷惑をかけるとかかけないとか

や、ほんとこれは20数年生きててずっと疑問に思ってることなんですが、飲みの席では多少人に迷惑をかけてもいい、みたいなアレはなんなんですかね。本人も迷惑をかけるために飲んでるわけではないと思うけど、なんかこう、

あまりにも酒の失敗が水に流されすぎてない?

 

正直私にとっては信じられないぐらいみんなが酒の失敗に寛容だから、それが普通で私がおかしいんか?私の心が狭いんか?とも思うんだけど……みんなどういう認識なんですかね……すごく気になる

 

 

 

例えば、

「楽しいからって理由でひたすらバットに頭をつけてグルグルし続けた結果、吐いて迷惑をかけた」

っていうパターンと

「楽しいからって理由でお酒をガバガバ飲み続けた結果、吐いて迷惑をかけた」

ってパターンなら、前者より後者のほうが罪が軽くなりがちじゃないですか??(そうでもない??そうでもなかったらどうしよう)

 

うーん、うまい説明ができなかった……とにかく、お酒の失敗はなぜか他の失敗に比べて許されがちって言いたかった……

 

 

 

個人的には、

 

人に迷惑をかけてまで飲むべきではないんじゃないか……

お酒の失敗が自分の評価を下げるとか考えないんだろうか…

なんでみんな人前でとんでもない醜態をさらしちゃうんだろうか……

なんで醜態をさらしてもそんなに平気なんだろうか……

 

とかとかいろいろ思うところがある。その辺の葛藤はないものなのかな。ホントにわからんすぎる。

 

プライド高杉女だから、私の中で「醜態をさらしたくない」という気持ちが強すぎるというのはあると思うけど、それを差し引いても世の中にはお酒の失敗が多すぎる。酔っぱらいの皆さんは羞恥心がお亡くなりになってるようで、もはや羨ましい域ですらある。いや全然羨ましくない。

 

まだ自分がお酒で失敗したことはないんだけど、もし失敗してしまったら、恥ずかしさよりも罪悪感で押しつぶされそうになるんじゃないかと思っている。人の手を煩わせたという事実が嫌すぎる。吐いて迷惑をかけるなんて、自己管理がなってなさ過ぎて自分のことが嫌いになってしまう。なるたけ人の迷惑にならないように生きていきたいと思っているのに、ちょっと迷惑をかけたとかいうレベルじゃなく最高に人を不快にさせる可能性があることに耐えられない。

 

 

そもそも、そういう不快な行為で迷惑をかけてきた人間に対して、周りの人間は信用をおけるのかっていう話なんですよ。私だったら高い確率で無理。めちゃめちゃ有能な人だったとしても「でもあの人、自己管理甘すぎてお酒で失敗するもんな……」と思ってしまう。あとで正気に戻ってからいくら「お酒が入ってたから…」とか言われても許せない気持ちになる。

まあ、とりあえず円滑なコミュニケーションのために、表面上は真剣に相手の体調を気遣ったり、心配してるそぶりを見せると思うけど、内心でめちゃめちゃ見下すし、なかなかイメージは変わらんと思う。それくらい、自分にとってお酒の失敗って強烈なんだよな……みんなはそうじゃないのかな。

お酒で失敗した人に対して、自分をコントロールできない恥ずかしい人間だーって気持ちにならないのかな。なんでなんだホント。人間の相互理解の難しさを感じるね。

 

 

 

そういった酔っぱらいへの不快感について家で話していると、

「みんな生きてたら、絶対お酒で失敗すんねん!しゃーないて!」

と言われてしまう。ホントにしゃーないんだろうか。自分も相手も失敗すること前提で、痛み分けというか、相互扶助というか、そういう飲み方をしてるんだろうか。自分のゲロを処理してもらったから○○さんのゲロも処理してあげよう……みたいな感じなんだろうか……

うわ嫌すぎ……

 

親の「一度失敗したらお前もわかる!」的な口ぶりは正直不快だが、まあ一理あるような気がするのであまり言い返せない。

 

両親とも商社の人間なので、お酒に関する話に妙に説得感がある。(両親とも商社なのに飲み会に絶対参加しないような娘のことを両親はとても心配していて、少しは飲み会に行けと言ってくるのだ……なんて親だ……うっ)

 

 

 

 

ホントなんでみんな吐いたり暴言が飛び交ったりする飲み会を許容できてしまうんだろう……と思いながら検索してたら面白い記事を見つけた。

 

diamond.jp

 

 

 

実はこの話を思い付いたとき、仮タイトルは「ニポン人ってお酒の失敗に寛容すぎね?」だったんだけど、日本人という主語がデカすぎて、正確性を欠くかもしれないなと思ってタイトルを変えたのだ。

まあそういう経緯はあったけど、結局この記事を見て、タイトル変えなくてもよかったんかなという気持ちになった。とにかく日本人のお酒への寛容度がすごすぎる。

 

 

シンガポールに住んでたことがあるんだけど、シンガポールはもっとお酒に関して法律がガチガチに厳しかった。確か夜10時半から朝7時までは公共の場でお酒を飲んじゃいけないとか。

今の大学にいる知り合いの大学生なんかは、安上がりだという理由でよく公園にスト缶持ち込んでうぇいうぇいやってるが(それやりすぎて先輩が停学になった…)シンガポールでそれやったらあっさり罰金か禁固刑になっちゃうんだよな……

 

 

あとシンガポールに住んでた時、ちょっとぐらいお酒で陽気な人は見かけたことあるけど、泥酔してるひとなんか見かけたことなかった。日本だと遅い時間の駅前なんかは酔っぱらいばっかりだし、酔っぱらいに出くわさないことなんてほぼないじゃないですか。なんならそういう酔っぱらいが怖くて、あんまり遅い時間に駅を利用しないように生活してる。(これも私が仲間内の飲み会に積極的に顔を出さない理由だったりする、21時には家に居たい)

 

 

まあね、日本には飲みニケーションと呼ばれる文化があって、仕方なく飲んで仕方なく酔いつぶれてる人もいるんだろうし、そういう人には激しく同情するけどさ……

 

そういう場ではないのに自分を抑えることができない人を、好ましく評価することがどうしても難しいですね。うーん。

お前はお酒で失敗したことないから他人のことを理解できないだけだろ!って言われると痛いんですけど。

 

 

相互扶助に関して自分が否定的だという自覚はあまりなくて、例えば私は今の資本主義社会がつくりだした貧富の格差を非常に憂いているし、もっともっと金持ちからお金をとって社会保障をしっかりさせてほしいと思ってるんだよね。こういった格差はあまりにも大きすぎて弱者本人の努力ではどうしようもないところになってくるわけだし、今現在力のある者が自身の社会的義務を自覚して、弱者の救済に積極的であるべきだと思うんですよ。

 

 

でも「誰もがお酒で失敗しちゃうんだから、そういう失敗に寛容になろうね!」ってのはどう考えても許せないんですよ。自分で意識的にセーブすればいいだけなので。100%で泥酔になってしまうんだとしたら、70%みたいなギリギリまで飲むんじゃなくて、30%ぐらいでやめとくとか。それがリスク管理じゃん。

 

 

 

幸運にも、自分が仲良くしている友達の多くはアルコールに関して似たような意見の子ばかりなので、飲み会と言うより食事会だったりホテルビュッフェだったり、そういうところで飲食して楽しむことが多いよ。本当に友達に恵まれてる。良かった……

 

 

お酒で迷惑かける人たちも、迷惑かけたいと思ってかけてるわけじゃないだろうけど……

 

なんかこう、意識や考え方が全然違う人が世の中にたくさんいるんやなあと思って落ち込んでしまう。どうにもならない。私が寛容になるしかないのか。

分かり合える日は来るんだろうか……