ちえりちゃんのラビリンス

浪人失敗世間知らずマンの書き殴り

やんなっちゃうなー

今日、機嫌の悪い母親から「世間は言ってくれないだろうけど、世間からのお前に対する評価を全部代わりに言ってやるからな!」と言われて、ご飯を食べてる間じゅうずっと罵られていた。ご飯のタイミングは子供が逃げ出しにくいというのを利用した巧妙な罠だった。不自然なほど優しい声で「ご飯いる?」と呼びかけてきたな~と思ってホイホイリビングに出ていったのが間違いだったかもしれない。席に着いた途端、お説教(笑)が始まり、なんとなく逃げ出せない感じになってしまった。

 

まあいつもこんな調子で、突発的に私をしかりつけることで精神的な充足感を得ているみたいなので、こういうのは言わせておけばいいんだよな……と思うようになった。私はいつも母親のことを白けた目で見ながら、ありがたいありがたいお説教を聞くことにしてる。あんまり白けてますよ感をだすと「なめとんのか!」という別の怒りが発生して厄介なので、いかに従順な態度をとるかがキーになってくる。ホントはこちらが大泣きでもして「私が悪うございました!」とばかりに泣き叫ぶのが一番母親にとって支配欲求が満たされるんだろうが、まあそこまでしてやる義理はないのかなと思いながら、ニュートラルな表情で毅然と対応する。こちらが一言でも話すと余計に燃え上がって厄介なので、全部言うことは聞きますよという感じでうんうん言ってるうちに、満足してふらりとどこかに行く。

 

 

 

 

 

やってらんないな。

 

 

 

 

 

いや、ほんと、説教中は心を殺して応対してるけどさ。毎日こんなのが続くと私もストレスを発散したくなるね。

 

私の母親への対応は、老人ホームでお年寄りを相手してるような感じに近い。なんだか楽しそうに話しているので、そんなに面白くない話だったとしても、相手の気分を害さない程度に、てきと〜〜に興味のない話に相槌を打っているみたいな。

よく、同じ土俵にいる相手としか争いは起こらないというが、まさにそんな感じ。母親と私が正面衝突して怒りをぶつけあうのもなんだかおかしな話なので、とりあえず、癇癪を起こした相手に対して「はいはい、落ち着いてね」となだめているような、ね(流石にそれを言葉にすると怒られるから言わないけど)。

 

 

こっちがあまりにも冷静に対応するので、突如として「こんなことママに言われて、ちえりも嫌だと思うけどさぁ〜」と "ふと我に返りました" みたいな言葉を挟んでくることがある。

いや、人が嫌がるってわかってることをわざわざ言うなよ!!

(しかし、これも母親に直接言ってはいけない

 

 

 

母親は「私はあなたの親なんだから!あなたを導いてあげなきゃいけないの!」としきりに言ってくる。要するに、母親の価値観の押し付けは、「子供の教育」の名の下に正当化されてて、母親本人は良いことしかしてないつもりなんだよね。

わかるよ。

親にとっては可愛い可愛い子供だから、子供の人生が失敗しないように、何とかして優秀な子供をつくりあげようとするよね。わかる。気持ちはわかるけどさ。

私としては、もう放っておいてほしいわけですよ。親と子供という関係ではあるものの、一応私はすでに成人してる1人の人間な訳なので……

ちえりちゃん、22歳だよ?🥺

気に入らないからって親が子供の行動を制限するようなのが、おかしいなと思っているわけです。おかしいというのは言い方が違うかもしれないけど、私は私で1人の人間なので、母親の手先とか生まれ変わりとかではないんですよ。母親がやれと言ったからそれをやる、みたいな関係を望ましいと思ってないというか。親として子供の人生が心配だからちょっと介入したいみたいな気持ちは理解できるけど、過度な干渉はたぶん良い子育てではないよ。そりゃ私が犯罪行為に手を染めてたら止める必要があるかもしれないけど、今私が10やってる勉強を、不十分だから100やれよ!!!みたいな叱り方は、ハタチをすぎた娘にかける言葉ではないよ……

 

(しかもこれは余談なのだけど、母は怒ってるうちに「うちの子供は受験に失敗していたり、とにかく周りと比べて劣っているので、優れたお子さんのいるママ友のなかで強い劣等感を感じてるんだ」みたいな話になってくる。子どもはてめえのアクセサリーじゃねんじゃ!)

 

 

とまあ、母親が自分の子供を完全に支配下に置いて、子供を思いのままに矯正しないと気が済まないってのは、ちょっとどうかな〜〜と思ってしまうわけですね。

 

とはいえ母親の言ってることでもっともな部分もあるので(なにをやっても成功できない、やると言ったことをやらない、頭が悪いので勉強するべきだ、人生に対する真剣さが足りない、穀潰しみたいな生き方をするな、何もできないくせに堂々としすぎ、浪人してるくせになんで気楽に生きてるのかなどなど)私ももっと社会にとって有益な人間にならなきゃいけないな。客観的に見て、100人中100人が私に対して母のような意見を持ってるわけじゃないだろうけど、多少はそういう人もいるだろうなというような、自分で受け止める必要のある意見を頂戴した。別にそういった母の言葉が原因で思い詰めているとかはないし、ちえりちゃんに精神的ケアが必要なのでは!?!?的な心配はご無用なのだけど(当方、日々特殊な訓練を受けておりますのでご安心ください!)毎日こんなことを言われ続けると、ちょっと心にヒビが入っちゃうような、そんな気持ちになるね。まあ自尊心天元突破人間なので当分は大丈夫だけどさ。

 

コロナでステイホームが常態化していく中で、母親のストレスの捌け口が子供だけになってしまってるんだろうね。鬱々とした気持ちの中で、半ば無意識的に子供を攻撃してるようなところがあると思う。

実は、母親が友人と遊びに行ったり、不定期の仕事に出かけていくような日が続いている時には、子供を叱りつけることは滅多にない。それはおそらく母親が母親自身の人生で満たされていて忙しいので、特に大きなストレスもなく、そもそもストレスを発散する必要が生まれないということなんだろうと思う。

だけど満たされない日が続くと、思い出したかのように子供の人生を語り、子供を罵り出す。perhapsぐらいだけどたぶん無意識なんだよね。まあタチの悪いこと!!

きっと母親本人は、子供の罵りが増える時期と減る時期があることに気づいていないと思うし、本人にとって、子供を叱る・罵ることで自分のモヤモヤした気持ちを発散している意識はないはず。

 

でももう、そういうふうにストレスを発散してしまうことは、仕方のないことなのかなと思ってる。仕方のないことなのかな、と思えるおかげで、母親の罵りから受けるダメージはどんどん小さくなっていってる。癇癪を起こした母への対応はもはや介護なんだよね。介護なんだと思って癇癪に付き合えば、そこでぶつけられる罵詈雑言に対しても「歳だもんね。仕方ないよ」と思える。母親だって1人の人間でストレスを抱えるし、子供のことが心配になるはずで、子供の存在がストレスになってしまってるんだろうし、ストレスの根源に文句を言ってしまうこともあるだろう。私にとって母親の許し難い行動はいくつもあるけれど、母親はいまや老いて前頭葉が縮み、通常の人間に比べて感情コントロールがうまくできなくなったただの人間だからな……と思えば、自分が母親のストレスの捌け口として利用することになんとか耐えられる。子供をサンドバッグにして元気に生きていけるんなら、それでもいいよな……仕方ないよな……私はサンドバッグとしての役目を甘んじて受け入れるから、母は元気に老いていくんだよ…!(?)という気持ちで生きてる。

 

 

 

ちょっと話は変わるけどさ、私が自信過剰気味と言うか、基本的に自分のポテンシャルを信じていて「自分なら何でもできる!」と思っているのは、もちろん自分の元々の性質や短い人生の中で積み上げてきた成功体験がそうさせた部分もある一方で、母親からの理不尽な罵りに耐えられるように自分を守ろうと進化した結果なんかなと思ったりした。あまりにひどいことを常日頃言われるので、自分自身を守るために自尊心を異常なほど高めるしかなかったというか。毎日母親のサンドバッグになってるうちに、心臓に毛が生えるどころかガッチガチに硬化してしまったというね。

 

いや適当言ってるけどね。どうなんだろう。

 

もし母親がもっと高齢で私を産んでいて、母親が感情コントロールが難しくなる年齢に到達するのが今よりもうんと早かったとしたら、私はもっと幼い頃からけちょんけちょんに罵られて、自尊心や自己肯定感が地に落ちている子供だったかもしれない。まともな成功体験を自分のモノにする前から母親に自尊心を踏みにじられて、自尊心の芽を育てることができなかったかもしれない。そう思うとゾッとするね。正直ちえりちゃんのストレス耐性はかなり低くてょゎょゎなので、普通に自死しか考えられなかったんじゃないかな。

とは言っても、自分が成功体験を積み重ねることができたのは、親の資本力が多分に影響しているので、なんとも複雑な気持ちですが。

親が間接的に自尊心を育む手助けをしてくれたおかげで、年老いた母親のサンドバッグになってもなんとか耐えることができているようです。

 

自家発電や!

 

 

 

なんだかそこそこの分量を書いているうちに気持ちが落ち着いてきてしまったので、私の発散はここらへんで終わりにします。

 

自分に同じ人間の血が流れてるということは、将来こういうムーブをしてしまう可能性があるということなのかなと思っているので、こういう話は積極的に文として残して、何度も読み返したい。

 

母親からの過干渉についていつもよりちょっとだけ詳しく書けてスッキリしました。

 

文句を言われないようにそろそろ勉強に戻ろうと思います。では!